古代オリエント、ギリシア・ローマ文明・・・ すでに王侯貴族の食事にスパイスが使われていた。

15世紀・・・ 東方のスパイスを求めて、ヨーロッパ諸国による大航海時代始まる。

16世紀・・・ アルコールを用いた香料の溶剤抽出法が開発される。

17世紀・・・ 分析、抽出の技術も一段と進み、ドイツを中心に人工のフレーバーも作られるようになった。

1851年・・・ 第1回万国博覧会にて、イギリスの会社からアップル、パイナップルのフレーバーが出展され、世界の人々を驚かせた。

20世紀・・・ 日本でもフレーバーが作られるようになった。

では、香料は日本ではどのように発展していったのでしょうか?
江戸時代末期~明治時代初期・・・ 香水が日本に渡ってきた。

明治5年以降・・・ 香水(においみず)という名の国産の洋風フレグランスが相次いで発表された。
文明開化以降・・・わずかにサイダーやラムネに輸入品の調合香料が利用されただけ。
食品に香料を用いる伝統を持つヨーロッパと違い、香料を食品に利用する習慣がなかった。

大正以降・・・ 合成香料工業の発展に伴い、香料が日本で化粧品だけでなく食品に本格的に利用されるようになった。

日本で本格的に食品香料が製造されるようになると、食品の加工技術の発達とともに香料の分析・調合技術は急速に進歩した。

現在では世界のトップレベルに。
時代が進むにつれ、食品香料はより頻繁に加工食品に利用されるようになりました。
安全で新しいおいしさを求めて、レンジ用食品や機能性食品、特定保健用食品などの分野でも消費者ニーズに応える製品の研究開発が進んでいます。